日本舞踊 藤村流
神奈川県横須賀市大矢部1-9-6
046-834-2545
親しみやすい日本舞踊へのいざない
日本舞踊 藤村流とは

藤村流概略

藤村流の紋 光琳の蔦

藤村流は、天保年間(1830-1844)、女役者であった藤間流の踊り手、
中村鶴吉が、時の御三家のひとつ、一ツ橋家にて舞踊を披露したところ、その技量を称賛され、踊り一筋の道を歩むよう、一ツ橋家の紋処である光琳の蔦を拝領したことに始まります。
その際、藤間と中村の名をもとに、藤村と改め、初代藤村鶴吉として藤村流を興しました。初代は、日本橋を中心に舞踊稽古所を始め、門下の育成に励み、舞踊界で活躍し、大正末期に亡くなりました。

二代目を継いだのは、初代の高弟であった鶴若で、名を鶴吉と改め、東京と横須賀で舞踊教授をしていました。特に横須賀花街の指導に非凡な才能を発揮し、横須賀に永住するようになりました。藤村流が現在、横須賀を中心として栄えているのは、この縁起によります。
二代目は、門弟の鶴喜に家元を譲り、昭和43年に亡くなりました。三代目は名を鶴喜智と改め、藤村流に伝わる古典を広めるとともに、流舞「縁(ゆかり)の蔦」を発表するなど、新作にも意欲的に取り組みました。また藤間流にも学び、藤間・藤村の絆を深めることに尽力したのち、平成19年亡くなりました。

その後、幹部として藤村流を支えていた鶴衣、鶴枝、鶴由喜の合議により、平成21年四代目として鶴衣が継承することになりました。
平成25年、高齢の四代目から鶴枝の弟子である藤村鶴知枝が五代目を引き継ぐに至っております。

敬称 略

(参考文献 現代日本舞踊各流派編)

藤村流第五代目家元 紹介

藤村 鶴知枝

【 芸 歴 】
5歳から藤村鶴枝師匠に師事。初舞台で「お染久松」の久松を踊る。
17歳で名取を許され、藤村鶴知枝の名を頂く。名披露目に「英執着獅子」を踊る。主な舞台活動として、「お七」「鷺娘」「京鹿の子娘道成寺」「本朝二十四孝」「菊」「三面子守」「君が代松竹梅」「連獅子」(仔獅子)「浅妻船」「浦島」「賎の苧環)「俄獅子」「幻お七」等。海外活動として平成16年に英国にて「鷺娘」、平成19年フランスにて「君が代松竹梅」、平成26年オーストリアにて「大和楽・松」を披露。

2014年より藤間恵都子師に師事。

日本舞踊協会会員

【 略歴 】

1952年神奈川県横須賀市に出生し現在も横須賀市在住。
神奈川県立湘南高校2年のとき、茶道表千家不白流に入門。
(現在は直門師範として茶道教授。)
慶應義塾大学文学部入学後、長唄研究会に入会。(卒業後もOGとして演奏活動。)
1975年大学卒業後、日本ニュクリア・フユエル株式会社に入社。
1998年日本原子力発電㈱広報部に転籍。
2006年 法務省非常勤職員として保護司を拝命。
2009年東京都市大学(旧武蔵工業大学)に着任。
女性研究者支援室長、工学部原子力安全工学科准教授を歴任。
原子力と社会の関係論、双方向コミュニケーションが専門。
2013年4月日本舞踊藤村流第五代家元に就任
2014年3月東京都市大学を退職

 

 

○ 

2014年4月藤村流家元として日本舞踊家としての活動を本格化。藤間恵都子師に師事。

舞台発表を中心に活動。


株式会社双映代表取締役に就任

藤村 鶴知枝の舞台活動(2011年~)

2011年 国立小劇場
柳栄会
長唄 連獅子 (仔獅子)
親獅子は花柳桜美世さま

2011年第47回 神奈川県名流邦舞祭

神奈川県青少年センターホール

長唄 浅妻船

2012年第48回 神奈川県名流邦舞祭

神奈川県青少年センターホール
長唄 浦島

2013年12月1日(日)第49回神奈川県名流邦舞祭
神奈川県立青少年センターホール
長唄 賤の苧環

2014年11月24日(月・祝)第50回神奈川県名流邦舞祭

長唄 俄獅子

2015年11月23日(月・祝)第51回神奈川県名流邦舞祭

神奈川県青少年センターホール

清元「幻お七」

私が思う日本舞踊の魅力

私が日本の伝統芸能の中でも日本舞踊に特に魅力を感じているのは、次のような理由によると思います。

(あ)「動」の芸術であり、動きの速さが場面によって異なりますが、緩急含めて、ちょうど自分に合っていること。
(い)江戸時代の風俗をこよなく愛していることから、日本舞踊の時代背景に強く惹かれること。
(う)性別、身分、年齢、職業を問わず、様々な役柄を踊ることができ、登場人物への感情移入により、変身の楽しさが味わえること。
(え)長唄、清元、浄瑠璃、常磐津といったバラエティに富んだ伝統音楽と、時代を感じさせる歌詞に合わせて、江戸時代以前に生きた人々の情緒や心意気、風俗や四季の移ろい、唄いこまれた地域の風情などを踊りで表すことのワクワク感を体験できること。
(お)踊りを嗜むことによって、自然に日本文化の知識が身につき、様々なお付き合いの場面でも話題が広がること。特に国際交流の場面では注目を集めること間違いナシ!です。
(か)健康増進、体力向上、記憶力維持にはうってつけ。踊りは姿勢が良くないと美しくできないので、まず姿勢が改善されます。また下半身の運動量は相当なもの。美しい所作と姿を支えているのは汗の結晶なのです。

 

藤村 鶴知枝